「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」ネタバレ解説

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ファンタスティックビースト3作目の「ダンブルドアの秘密」が公開され、映画ラストや今後の展開など、いくつかの気になる所を残し3作目が終わりました。
血の契約とはなんだったのか、グリンデルバルドのその後は、ニワトコの杖のいく先など、映画をもっと知るための情報を掲載していきます。

ファンタビは何部作?

今回の第三部「ダンブルドアの秘密」で物語が完結すると思っていた人も多いはず。
なぜかというと、J・K・ローリングは最初、3部での完結を前提に制作していました。
でも制作過程で構想が膨らんでいき、結果として全5部での完結となりました。

ファンタスティックビーストの1作目は2016年に公開、2作目はその2年後である2018年に公開されました。その後2年の空きがありますが、2022年に3部目が公開。以降は同じように2年ごとでの公開が予想されています。

そのペースだと、2026年に全5作が終了するので、ちょうど公開から10年で全部が見れるようですね。

血の契約の真実

ファンタスティックビーストの2作目から、「血の契約」が出てきますが、それが今作のキーとなる話となりました。それは、ダンブルドアとグリンデルバルドが交わした契約だったことが明かされます。

まだ10代の頃、ホグワーツを主席で卒業できるような力を秘めたダンブルドアでしたが、妹がマグルの少年たちによって攻撃され精神的におかしくなったのち、彼は家族の面倒をみるためにゴドリックの谷に住むことになります。
そして、かなりの力を持った若きダンブルドアが、ゴドリックの谷から離れられない状況に苦悩していた時、グリンデルバルドが、世界を手に入れるという野心を叶えるために必要な「死の秘宝」を手に入れるために、この谷を訪れダンブルドアと出会うのです。

マグルのせいで家族の関係が崩壊したダンブルドアは、「優秀な魔法使いこそ、世界を統べるべき」という彼の考えと野心に非常に惹かれ、彼を愛し、共に行動していきます。
そこで、その誓いを忘れないよう、グリンデルバルドと「血の契約」を交わしました。

その後、ついに世界を変えるための戦いに出向く時、ダンブルドアの兄アバーフォースがその計画に気づき、止めようと試みます。そしてとうとう2人は杖を持ち、激しい戦いが始まったのでした。
その瞬間、2人の戦いを止めるため妹のアリアナが割って入り、どちらかの攻撃が妹に直撃、死亡してしまいます。

その後、その出来事はハリーポッター好きの中では有名な「ゴドリック谷の決闘」と呼ばれるようになりました。
戦いのあと、グリンデルバルドは姿を消しましたが、その時に交わした「血の契約」だけは、ずっと残ったままとなったのです。

グリンデルバルドはその後どうなる

グリンデルバルドは、「マグルを一掃し、魔法使いだけの世界を作る」という目的を胸に、人間界との戦争を起こそうとしている人物。ファンタスティックビーストの2作目では、オーストリアにあるヌルメンガード城を拠点とし、入念に準備を進めながらダンブルドアを倒し、世界を手に入れようと企みます。

彼はダンブルドアと血の契約を行なっていましたが、「ダンブルドアの秘密」のラストで、とうとうその契約アイテムが破壊され、お互いが戦うことができる状態になりました。
そして、瞬く間の戦いの後、魔法の力で押されたグリンデルバルドは、一旦は彼らの前から姿を消します。その後の彼は、どうなっていくのでしょう。

グリンデルバルドはあの後、再びダンブルドアと戦い、敗北したのち、自身の拠点であったヌルメンガード城に幽閉されます。やはり唯一愛している彼を、ダンブルドアは殺すことが出来なかったのでしょう。

そして数十年が過ぎ、魔法界を脅かす存在であるヴォルデモートが現れます。
「ハリーポッターと死の秘宝」の中で、最強の杖であるニワトコの杖を欲したヴォルデモートは、ついに幽閉されたグリンデルバルドを探し出します。
そしてニワトコの杖の行方を聞かれ、「ダンブルドアと共に眠っている」と明かしました。

その後、ヴォルデモートは彼に呪いの魔法をかけ、殺してしまいました。
貴重なグリンデルバルドの若い頃の話と、幽閉された後のシーンは、ハリーポッターシリーズで見ることが出来ました。

ニワトコの杖はなぜダンブルドアが持っているのか

ハリーポッターシリーズでダンブルドアが使っている「ニワトコの杖」は、最強の杖として名高い、非常に長い歴史を持つ伝説の杖でした。

もともとは「吟遊詩人ビードルの物語」に登場する、アンチオク・ペベレルが作ったとされる伝説の杖。近年になり、杖作りの職人マイキュー・グレゴロビッチが所有していました。
ハリーポッターシリーズの過去の話では、グレゴロビッチからグリンデルバルドが盗み出したことが明かされます。
そして、今後公開されるファンタスティックビースト4、5部作目で起こるであろう、グリンデルバルドとダンブルドアの戦いにより、勝利したダンブルドアがこの杖を長い間持つこととなります。

その後数十年経ち、ハリーポッターシリーズで、ポッターとダンブルドアが分霊箱探しから戻ってきた際、ドラコに武装解除の呪文を浴びせられ、ドラコがこの杖の所有者となります。
ですが、スネイプに殺されたダンブルドアと一緒に、この杖は埋葬されてしまいます。

そして、ダンブルドアの墓からニワトコの杖を手に入れたヴォルデモートは、この杖を使いポッターとの戦いを繰り広げますが、実は正式な杖の所有者として認められていなかったヴォルデモートは、この杖の力を引き出せずポッターに敗れ、結果ポッターが杖を手に入れます。

シリーズの最後、ポッターはこの杖を「所有者は僕だ」というと杖を2つに折り、「でも、僕は、自分の杖のほうが気に入っていた。だから・・・」と、自分の折れた杖を、ニワトコの杖で元通りに直すのでした。

ニュートはハリーポッターシリーズに登場している?

ハリーポッターシリーズにも実はニュートが登場していました。
正確にいうと、人物が出てきたわけではなく、ホグワーツに来ていることが「描かれていた」となります。

映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の中で、ポッターは「忍びの地図」を使用します。
その地図は、現在地図上の場所を歩いている人物の名前までも、リアルタイムで描かれるという魔法の地図ですが、そこにニュートの名前がありました。

ニュートの誕生年は1897年。ポッターが地図を使ったのが1993年なので、なんと96歳になったニュートがちょうど、ホグワーツを訪れていたのです。

ニュートはホグワーツ魔法魔術学校1年生の指定教科書「幻の動物とその生息地」の著者でもあるので、きっと定期的にホグワーツに足を運んでいたのでしょう。

なぜグリンデルバルトの俳優が変わったのか

ファンタスティックビースト1作目と2作目では、グリンデルバルド役はジョニー・デップが行なっていました。なのになぜ、3作目ではマッツ・ミケルセンだったのでしょうか。

実は映画収録の期間に、ジョニー・デップの元妻へのDV事件が発覚しました。
その事件の裁判に負けたデップは役から外され、ミケルセンに変更することとなりました。

俳優交代による批判が出ることが予想されていましたが、マッツ・ミケルセンの演技は油断のできない悪役として非常に評価され、人気となりました。

ヴォルデモートが連れているヘビ

ファンタスティックビースト2部でクリーデンスが、蛇に姿を変えることができる女性ナギニとしばらく行動を共にしていました。

普段は人間の姿をしていますが、何かの要因で凶暴な蛇へと姿を変え、何度も姿を変えているうちに人間の姿に戻れなくなるという説明がされています。

ポッターシリーズでヴォルデモートの側近として出てくるヘビが、実はこのナギニでした。
彼女は死んでおらず、人間に戻ることもできないまま彷徨い、ヴォルデモートと行動することになるようです。

ファンタスティックビーストの4部作目で、ナギニとヴォルデモートと出会うストーリーが期待されています。

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